たった一人のために贈る歌のギフト

【引き出しの中のラブレター】第9回『職人だった親父へ』(2021.9.6)

【引き出しの中のラブレター】第9回『職人だった親父へ』(2021.9.6)

『職人だった親父へ』

手紙/はるおのむすこさん 作詞・作曲/安達充

あれからもうすぐ 7年になります
親父が亡くなって 7年になります
夏の夜 そよ風が吹くと あなたがそこにいるような
なつかしい匂いが する気がします

あなたと2人で 家業をしてました
職人かたぎの 建具(たてぐ)の仕事を
「仕事は観て覚えろ」そんなあなたに
若い僕は いつも反抗していましたね

あなたは病を患って 入院 退院を繰り返し
傷口が塞がらないのに 「仕事がしたい」と
工場(こうば)に 出ていた

あなたと二人 久しぶりの 工場で過ごした時間を 忘れない
複雑な計算も 精密な加工も 誰よりあなたに 見て欲しかった
涙まじりに 震える声で 「俺にはできない。凄いよ」って言ってくれた
あなたと仕事が 出来た年月は 僕の一生の宝物です

「あの時遠ざけて しまってごめんね。」
「あの時は 凄く 嬉しかったよ」
もう話すことはできないけれど
あなたに伝えたい 想いがあるのです

「オヤジ、、、また一緒に仕事したいね。」

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