手紙/梅田愛子さん 作詞・作曲/安達充
いちばん幸運だったことは いちばん不運に思ってたこと
いちばん幸せだったことは いちばん不幸に思ってたこと
大きな借金を 背負ったり 信じてた人に 裏切られたり
事故で体が 不自由になる いろんな 人生の物語
たとえば私にとってそれは 子どもを産めないカラダだったこと
「なんで私ばかり…」と嘆いて 何度涙を流しただろう?
「私は 女の子として 生まれてきてよかったの?」
「私は私でいてはいけない」 そんな風に思ってた
学生時代はスポーツに 一生懸命に取り組んで
向き合う時間をなくしては 心の隙間をうめてました
明るく活発なリーダーで 多くの友だちに囲まれて
だけどいつも孤独を感じて 元気な自分を演じていた
「私は なぜこのカラダで 生まれてきてしまったの?」
「私は生きてていいのだろうか?」 そんな風に思ってたけど 今は…
「このお陰で」心からそう思える自分がいる
このお陰で 夫と出会えた 二人の子どもを迎えられた
苦しかった あの日々が どれだけ肯定されただろう
私だから 出会えたという紛れない事実があるから
「私が私でよかったんだ」 いちばん不幸に思えたことが
いちばん幸せなギフトだと 思える日が来るなんて
血のつながりのない家族だと 悩み苦しむことがあるとしても
すべては「これで良かった」と言える そんな人生を生きていく
私が子どもを産めないことで 誰より自分を責めただろう
天国の母へも伝えたい 「もう大丈夫だから」
~お父さんお母さんへ10のありがとう~
誰にでもあった、本当の物語
かつて子どもだったすべての大人と、
その子どもたちへ贈る思わず涙が出る
9分34秒の歌の手紙(ソングレター)
[作]安達充(あだち・みつる)[絵]えかきえみ
2011年04月18日発売
1,650円(税込)
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