2024年12月24日
手紙/てるみん 作詞・作曲/安達充
「向こう行っとけ!」 3歳の私に 父が放った 最後の言葉
家には二人きり 血を吐いて倒れた 父の隣の部屋で 眠る私
ごめんなさい…ごめんなさい… 泣いても 叫んでも
誰も来てくれなかったことを 自分のせいだと責めた
あの時の父を助ける為に
私はこうして 看護師になりました
あの時の私に 伝えたいことがある
あなたはよくやったよ その叫びは届いてる
後悔の気持ちも 罪悪感も すべて抱えて生きていきなさい
あなたにはきっと それだけの力が あると私は 信じている
情けない事 恥ずかしい事 これから沢山ある
でも全部を笑える 強さだけは持っている
父ちゃん 私 今やっと わかったの 幼い私に血を見せたくなかったんだね
もらえなかったと 思ってた愛は あなたの最後の言葉に 全てありました
あなたの愛が ずっとあったと信じます
立派な大人にはこれからもなれないけれど
それでもきっと 自慢の娘だと
あなたは言ってくれる そんな気がする
だからこれからも明るく生きていきます
~お父さんお母さんへ10のありがとう~
誰にでもあった、本当の物語
かつて子どもだったすべての大人と、
その子どもたちへ贈る思わず涙が出る
9分34秒の歌の手紙(ソングレター)
[作]安達充(あだち・みつる)[絵]えかきえみ
2011年04月18日発売
1,650円(税込)